HSPという言葉は、まだまだ認知度の低い言葉なのでよくわからないという人は多いかと思います。
私もひょんなことから知った言葉で、調べてみると自分自身に当てはまる項目があったりして、もしかして私もHSP”繊細さん”なのかな?と思ってしまいました。
HSPは、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略で、「非常に感受性が高く、敏感な人」と定義されています。
“繊細さん”なんて呼ばれ方をしていますよね。
あなたの周りにも、非常に感受性が高く、気持ちの浮き沈みの激しい人はいませんか?
有名人にも「自分はHSPなんですよ」って公言してる方も居ますよね。
ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんです。こちらがその時の動画です。
「HSPといっても、一括りにしないで。いろんな人が居ますよ」っておっしゃっています。
このHSPは、人口の15%~20%の人が当てはまる性質と言われているので、症状の強弱はありますが、かなりの確率で自分の周りにいたり、もしくは自分自身がHSPという可能性もあるのです。
感受性が高いがゆえに、相手との愛情を確かめ合いながら暮らしていく恋愛で苦労することが多いのもHSP気質の人の特徴です。
この記事では、そんな「HSP気質の人の恋愛」について解説していきたいと思います。
もしかして私はHSP?どんな特徴があるの?
HSPの人は
- 感受性が強いため周囲の雰囲気や誰かが発した言葉の影響を受けやすく傷つきやすい
- 感情の浮き沈みが激しい時がある
- 外からの刺激(音、匂いなど)に敏感に反応してしまう
- 人のことが気になり過ぎて疲れてしまう
といった症状が表れやすいです。
そのため、街を歩いているだけで周囲の目が気になり、楽しく買い物ができない、食事ができない、他の人は気にならないことでも「あそこのアノ部分がものすごく気になる」といった問題が起きます。
「潔癖症」と言われてしまうことや、「そんなこと気にしないようにすればいいのに」とか言われると本人は辛くなってしまうんですよね。
また、人よりも視覚や聴覚が敏感なので、恋人の声よりも周囲の人の声に気をとられてしまったり、少しでも視野に人の顔が入れば気になりますから、彼氏との会話に集中できなくなってしまいます。
そして、感受性が人一倍豊かであるため、音、色、動きが脳を刺激して激しく泣いてしまったり、イライラしてしまうなど、感情が抑えきれなくなってしまうのです。
感情移入の激しいHSPの人は、いったん自分の感情が抑えきれなくなると物を壊したり、人に対して強くあたってしまいます。
この感情移入が強い状態になれば、その強いストレスをひどく感じ、パニック状態を起こしてしまうこともあるのです。
この症状が起こる原因としては、自分が人から怒られていると感じてしまうといったことが挙げられます。
怒られていると感じると、強いストレスを感じて、心が疲れてしまうのです。
さらに、自己肯定感が低いため、「自分の意見が言えない」、「人の意見に流されやすい」、「他人に共感しやすいところが人と違うのは自分がおかしい」と思い責めてしう場合もあります。
そのため、他人と付き合うのはいけないんだと考えてしまい、付き合いをやめてしまい、孤立しやすいのがHSPの人の特徴でもあります。
HSP繊細さんは優れた能力の持ち主である
HSPの感受性が強いことは何も悪いことばかりではありません。
共感性に長けているので、相手の気持ちを瞬時に察し、気遣いが出来たり、先を見通して行動することができます。
そして優秀な聞き上手でもあります。
共感性を持ち合わせているので、その人が発した言葉や表情から深い感情や思考まで読み取ることができます。
また洞察力に優れているので、他人のことだけではなく自分自身がどのような信念があってどんな目標をもっているのかもしっかり認識しています。
すごいですね!
こんなに優れた能力が備わっているなら、恋愛にも活かすことができるのではないでしょうか。
HSPだと恋愛が上手くできないの?
HSPの繊細さゆえの気質から「自分は恋愛できない、しない方がいい」なんて考えてしまう人も居るようです。
いいえ、HSPの人は恋愛ができないのかと悩むのではなく、「できる」と考えましょう。
田村淳さんも恋愛で悩んだことはあるのでしょう。
でも結婚もされて、お子様にも恵まれ幸せな家庭を持たれていますよね。
確かに、HSP気質の人は恋人の影響を強く受けやすいですが、そんな恋人は自分のために話してくれているんだ、行動しているんだと思うようにすれば気が楽になり、ひどく疲れることがなくなります。
疲れないようにするためには、その言動や行動をしつこく考えるのはだめです。
考えれば考えるほど疲れてしまいますので、なるべく気を楽に持ち、前向きな気持ちで付き合いましょう。
そもそもお付き合いしたい人が出来たら前もって『自分には苦手なことがある』ってことをパートナーに話し、理解してもらえると良いですよね。
それでも彼氏の言動と行動が気になるのなら、少し距離をおくようにします。
この対応は親しくしている友人、もしくは仲良くしたい友人に対しても同じです。
恋人だから頻繁に会わなければならないというわけではありません。
あえて会わずにスマホで会話を楽しんだり、メールやLINEでやり取りをしてみれば、疲れずに付き合えますよね。
また、恋人にも自分はHSPだから穏やかに話してほしい、今日は気持ちが高ぶっているからメールやLINEで済ませようと伝えることも大切です。
恋人がHSPのよき理解者であれば、落ち着いて付き合うことができるので、自分のプライバシーはしっかり保ち、静かな場所を選んでほしい、ゆっくりとデートできるプランを考えてもらえば、パニックにならずに済むでしょう。
その洞察力で自分に合ったパートナーを選んで欲しいです。
繊細さんには短気な性格の人や、大雑把な性格の人は向かないかも知れません。
いつも穏やかな気持ちでいられるように工夫をすれば、HSPの人も恋愛をもっと楽しむことができます。
まとめ
今回は、HSP気質の人の恋愛について解説してきました。
私は当てはまることもあれば、全く当てはまらない部分もあるので、おそらく繊細さんではないのでしょう。
でも、そういう人が自分の隣にいた場合、気遣ってあげられるといいなと思いました。
HSP気質の人は、確かに一般的な人よりも感受性が高かったり、音や光、色などに敏感であるため、恋愛する上で困ってしまうことも多々起きてしまうかもしれません。
しかし、自分の特性を知って対策を立てれば十分に恋人との恋愛を楽しむことができます。
- 嫌だなと思ったら距離を置く
- 仲良くできそうな人とだけ付き合う(恋人お友達は選んでいい)
- 仲良くしたい人には自ら理解を求める(苦手なことがあると断っておく)
合わせようとするとしんどいので、マイルールを決めておいて、お付き合いする相手を選びたいですね。
積極的に恋愛していきましょう。